トラリピは他社と何が違う?国内リピート系FX8社を通貨ペア・最低取引数量・スワップで比較

カエルさん

FXの自動売買を初めてやりたいけど、どの会社がいいの?
少額で試せるのはどこ?
スワップや手数料も含めて選びたい!
少額で試すなら松井証券FX。長く保有するなら、外為オンラインなどもスワップを比べる候補です。8社の違いを見ながら、自分に合うサービスを選んでいきましょう。

たけたけ

FX自動売買は、決めたルールに沿って売買を繰り返す仕組みです。この記事では、トラリピや松井証券FXなど8社を、少額で始めやすいか・費用・使いやすさで比べます。

📖 この記事でわかること

・ 少額で始めやすい会社

・ 手数料とスワップの違い

・ 自分に合う会社の選び方

FX自動売買8社を比較

まずは、いくら分から取引できるか、どんな通貨を選べるか、費用はいくらかを見てみましょう。

会社・サービス自動売買対象
通貨ペア数
最低取引通貨数個人のレバレッジ自動売買の取引手数料
トラリピ
マネースクエア
191,000通貨(約15万円分)最大25倍無料
リピート注文
松井証券
321通貨(約150円分)
100円程度から試せる
1・5・10・25倍のコース無料
トライオートFX
インヴァスト証券
341,000通貨(約15万円分)最大25倍無料
ループイフダン
アイネット証券
211,000通貨(約15万円分)最大25倍無料
ループ・イフダン
ひまわり証券
51,000通貨(約15万円分)最大25倍無料
iサイクル2・サイクル2
外為オンライン
261,000通貨(約15万円分)最大25倍通常:1,000通貨で往復40円
トラッキングトレード
FXブロードネット
241,000通貨(約15万円分)最大25倍通常:1,000通貨で往復40円
連続予約注文
セントラル短資FX
271,000通貨(約15万円分)最大25倍無料

カッコ内は、米ドル/円が150円の場合に売買する金額の目安です。松井証券FXは100円程度から試せます。実際に口座へ用意する資金は、下の「必要資金」で説明します。

「無料」でもスプレッドや支払スワップはかかります。外為オンラインはmini、FXブロードネットはライトコースの条件です。

通貨ペアやコースによる最低数量の違い

一部の通貨ペアでは、表よりも大きな数量から注文します。

  • トラリピ:通常は1,000通貨以上・100通貨刻み。南アランド/円、メキシコペソ/円、Nクローネ/Sクローナは1万通貨以上・1,000通貨刻み。
  • トライオートFX:通常は1,000通貨単位。ハンガリーフォリント/円、南アランド/円、Nクローネ/Sクローナ、Nクローネ/南アランドは1万通貨単位。
  • アイネット証券:通常は1,000通貨。南アランド/円とメキシコペソ/円は1万通貨。
  • 外為オンライン:miniは通常1,000通貨。南アランド/円とメキシコペソ/円は1万通貨。通常コースはこれらの10倍。
  • FXブロードネット:ライトは通常1,000通貨。南アランド/円は1万通貨。通常コースはこれらの10倍。
  • セントラル短資FX:通常1,000通貨。ハンガリーフォリント/円は1万通貨。

ひまわり証券で自動売買できる通貨

ひまわり証券の自動売買は、米ドル/円・ユーロ/円・英ポンド/円・豪ドル/円・ユーロ/米ドルの5種類から選べます。

使いたい通貨ペアから候補を絞る

使いたい通貨が決まっている方は、対応する会社を確認しましょう。○は利用できる通貨、×は自動売買の対象外です。

サービス米ドル/円豪ドル/NZドルユーロ/英ポンドNクローネ/
Sクローナ
ユーロ/
ポーランドズロチ
トラリピ○○○○○
松井証券FX○○○○×
トライオートFX○○○○○
アイネット証券○○○××
ひまわり証券○××××
外為オンライン○○○××
FXブロードネット○○○××
セントラル短資FX○○○××

豪ドル/NZドルで始めるなら数量と支払スワップを比べる

豪ドル/NZドルは複数の会社で扱います。比較の次の段階では、同じ注文数量・本数を使い、注文時の必要資金と、買い・売りそれぞれのスワップを確認します。過去に一定範囲で推移した通貨でも、将来のレンジが固定されるわけではありません。

Nクローネ/Sクローナは最低数量の違いにも注目する

Nクローネ/Sクローナはトラリピ・松井証券FX・トライオートFXが候補です。トラリピとトライオートFXは1万通貨単位が基準となる一方、松井証券FXは1通貨単位から設定できます。予算から数量を細かく調整したい場合に、この違いが判断材料になります。

トラリピの通貨ペア選び トラリピのおすすめ通貨ペアは?必要資金・値動き・スワップで比較

スワップは「買い」と「売り」を同条件で比較する

スワップは保有中に受け取ることも支払うこともある金額です。リピート売買では決済待ちの建玉を長く持つ場面もあるため、受取額だけでなく、売り側の支払額も見てください。

米ドル/円:1万通貨・1日相当の比較

米ドル/円を1万通貨持った場合の、1日あたりのスワップです。プラスは受取り、マイナスは支払いを表します(2026年10月29日)。

会社・サービス買い:1日相当売り:1日相当表示単位
トラリピ———
松井証券FX+111円−151円1日あたり
トライオートFX+126円−202円1日あたり
アイネット証券+125円−145円1日あたり
ひまわり証券———
外為オンライン+130円−140円1日あたり
FXブロードネット+126円−160円1日あたり
セントラル短資FX+122円−122円1日あたり

「—」は比較値の掲載なし。

1,000通貨で取引する場合は、表の約10分の1が目安です。スワップは日々変わります。

豪ドル/NZドル・ユーロ/英ポンド:売買方向で比較結果が変わる

豪ドル/NZドルとユーロ/英ポンドも、買い・売りの両方を比べてみましょう(2026年10月29日、1万通貨・1日あたり)。

会社・サービス豪ドル/NZドル
買い
豪ドル/NZドル
売り
ユーロ/英ポンド
買い
ユーロ/英ポンド
売り
トラリピ————
松井証券FX+75円−82円−93円+86円
トライオートFX+72円−77円−68円+60円
アイネット証券+72円−76円−64円+59円
ひまわり証券自動売買対象外自動売買対象外自動売買対象外自動売買対象外
外為オンライン+30円−80円−75円+35円
FXブロードネット+57円−67円−114円+59円
セントラル短資FX+61.1円−61.1円−58.8円+58.8円

たとえば、この日の豪ドル/NZドルでは松井証券FXの買いは75円、売りは−82円でした。買い・売りを1万通貨ずつ同時に持つと、このスワップ条件だけを足した金額は−7円です。両方向の注文を使う場合は、片側の受取額だけで判断しないことが大切です。

買いで受け取る金額が高い会社と、売りで支払う金額が少ない会社は異なります。自分が使う通貨と、買い・売りの方向に合わせて選びましょう。

松井証券FXのスワップ比較 松井証券FXのスワップは高い?比較方法・受取額の計算と為替リスク

手数料無料でも、スプレッドと保有コストを比べる

自動売買に適用されるスプレッドを使う

会社のトップページにある最も狭いスプレッドが、自動売買にも適用されるとは限りません。松井証券FXでは自動売買に通常スプレッドが適用され、成行注文向けの縮小スプレッドとは分けて確認します。トライオートFXでも、裁量向けの原則固定スプレッドは自動売買の適用対象外です。

トラリピのスプレッドは相場に応じて変わります。売買の回数が多い方はスプレッド、長く保有する方は支払うスワップにも注目しましょう。

繰り返すたびに発生する取引手数料を金額にする

通常条件で1,000通貨を1回往復した場合、外為オンラインのiサイクル2・サイクル2は合計40円、FXブロードネットのトラッキングトレードも合計40円です。後者は確認時点で半額キャンペーンが案内されており、その適用時は往復20円となります。新規口座向けの無料期間等も、通常の継続費用と分けて判断します。

説明用に、毎回の利益幅を手数料控除前200円、往復手数料を40円と仮定すれば、手数料控除後は160円です。さらに支払スワップがあれば差し引きます。為替差損益を実際の買い約定価格と売り約定価格から計算している場合は、スプレッドをもう一度差し引かないようにします。

トラリピと松井証券FXを比較 トラリピと松井証券FX自動売買を比較|必要資金・コスト・設定機能の違い

いくら用意すれば始められる?証拠金と運用資金を計算する

最低証拠金だけで予算を決めない

米ドル/円150円・証拠金率4%という説明用条件なら、1通貨の証拠金は理論上6円、1,000通貨は6,000円です。ただし、リピート系FXでは複数の建玉を持つため、これをそのまま開始予算と考えることはできません。

資金を比べるときの3項目

  1. 全注文が成立した場合の最大保有数量
  2. 想定する逆行価格での必要証拠金と評価損
  3. さらに動いた場合や支払スワップに備える追加の余力

同じ3本の買い注文でも、数量で資金負担が変わる

米ドル/円を150円・149円・148円で1本ずつ買い、3本とも保有したまま130円へ下がった例で比べます。証拠金率は4%、手数料とスワップは除いて計算しています。

注文数量:3本最大保有数量130円時の評価損同価格の証拠金概算証拠金+評価損
各1通貨3通貨−57円+15.6円+72.6円
各100通貨300通貨−5,700円+1,560円+7,260円
各1,000通貨3,000通貨−57,000円+15,600円+72,600円

各1,000通貨なら、証拠金と評価損の合計は72,600円。予算10万円との差は27,400円です。さらに円高が進んだり、支払スワップが増えたりすると、この余裕も小さくなります。

注文数量を小さくすると、同じ値動きでも利益と損失が小さくなります。初めは小さな数量で試し、値下がりしたときの損失も見ながら調整しましょう。

10万円からトラリピを検討するための試算 トラリピを10万円で始められる?最小数量と必要資金の試算 トラリピのリスク試算を説明する表紙イラスト トラリピ運用試算表の使い方|必要資金とロスカットの見方

最大レバレッジ25倍でも、損失の大きさは数量で変わる

最大レバレッジは会社が設定する上限です。実際のリスクを見るときは、建玉の円換算総額を有効証拠金で割る「実効レバレッジ」も確認します。同じ25倍の口座でも、少ない数量に抑えれば実効レバレッジは下げられます。一方、含み損で有効証拠金が減ると実効レバレッジは上がります。

松井証券には1・5・10・25倍の証拠金コースがあります。セントラル短資FXでは、トルコリラ/円の新規注文は最大12.5倍という例外があります。レバレッジと、証拠金維持率によるロスカット条件は別項目として確認しましょう。

注文機能と運用中の管理方法を比較する

会社・サービス設定の考え方開始前に確認したい点
トラリピレンジ・本数・数量・利益幅を設計。決済トレール/レンジシフトも選択肢。レンジシフトと決済トレールは併用不可。レンジシフトにはストップロス等の条件。
松井証券FXレンジ・値幅・数量・益出し幅を指定。1通貨から損益を小さく試せる。値幅を狭めると注文本数が増える。
トライオートFXセレクトから選ぶ/ビルダー等で作る。同じサービスでも採用戦略でリスクが変わる。裁量向けのスプレッドを流用しない。
アイネット証券B・S等の売買ルール、値幅、数量、最大ポジション数を選ぶ。損切りあり/なし・BSで動作が異なる。
ひまわり証券用意された5通貨ペアの売買システムから選ぶ。豪ドル/NZドルやユーロ/英ポンドを使う自動売買の候補にはしない。
外為オンラインiサイクル2は相場追従型、サイクル2は指定範囲内のボックス型。両者を分けて選ぶ。通常の売買手数料とコース別のロスカット条件も確認。
FXブロードネット相場に追従しながら発注価格帯を移動。固定レンジ型と同じ結果になると考えず、追従・損切り条件を確認。
セントラル短資FXIFD/IFOを連続予約。CSVで注文を管理できる。最大100回。連続条件で動作・証拠金拘束が異なるため、無期限のリピートと区別。

相場に追従する方式は、注文価格帯を動かす際の損切りも確認します。固定したレンジに戻るのを待つ方式とは、含み損の残り方や確定損の出方が変わります。運用停止時も、未約定の注文だけを止めるのか、建玉も決済するのかを先に把握しておくと判断しやすくなります。

予算と使い方から候補を選ぶ

優先したいこと先に比べる候補決め手
少ない数量で注文操作を試す松井証券FX1通貨単位で数量を調整できる。
レンジ・本数と独自の決済機能を使うトラリピ必要資金を試算したうえで決済トレール等を選ぶ。
用意された戦略も自作設定も比較するトライオートFX選ぶ方法と作る方法を比較できる。
値幅と最大ポジション数で選ぶアイネット証券/ひまわり証券自動売買対象通貨数は21と5で異なる。
相場追従型を検討するiサイクル2/トラッキングトレード追従時の損切りと繰り返し発生する手数料を確認。
注文をCSVで管理し、回数も指定するセントラル短資FX最大100回の連続予約という使い方に合うか確認。

予算10万円なら「数量を抑えて試せるか」を最初に見る

少額で操作を体験する目的なら、1通貨単位で調整できる松井証券FXを最初の比較候補にできます。トラリピなどで1,000通貨単位の注文を複数置く場合は、レンジ外まで動いたケースも含めて予算に収まるか試算します。少額だから安全という判断ではなく、許容できる損失から数量を逆算する流れです。

30万円・100万円でも、通貨ペアや本数を増やす前に試算する

予算が増えれば選択肢は増えますが、数量や本数も同時に増やすと余裕は残りません。初めは1つの設定で必要資金・損益・停止操作を把握し、追加する場合は既存建玉との合計で確認します。

トラリピを選んだ場合はトラリピの設定方法から条件を整理し、手続きはマネースクエアの口座開設方法へ進めます。松井証券FXを選んだ場合は松井証券FXの設定例と口座開設方法を確認してください。

選んだサービスの設定と口座開設手順はこちらです。

トラリピの設定方法:通貨ペア・レンジ・本数を決める トラリピの設定方法|通貨ペア・レンジ・本数を決めて初回注文する手順 松井証券FXの自動売買設定例。FXチャートと注文レンジを確認する 松井証券FX自動売買の設定例|通貨ペア・値幅・必要資金の決め方
マネースクエアの口座開設:必要書類・本人確認・初回入金 マネースクエアの口座開設方法|トラリピの必要書類・本人確認・初回入金まで 松井証券FXの口座開設方法・必要書類・FX専用口座・自動売買までの流れ 松井証券FXの口座開設方法|必要書類・FX専用口座と自動売買までの流れ

よくある質問

Q

トラリピはどの証券会社でも使えますか?
A

トラリピはマネースクエアのサービスです。他社ではリピート注文、トライオートFX、ループイフダンなど、別の名称・仕様のサービスを利用します。
Q

一番スワップが高い会社を選べばよいですか?
A

使う通貨ペアと売買方向を決めたうえで比較します。受取スワップだけでなく、スプレッド・手数料・保有中の評価損もあわせて確認してください。
Q

最低取引数量が小さいほど利益も小さくなりますか?
A

同じ値動きなら数量に比例して利益も損失も小さくなります。最低数量が小さいことの利点は、自分の予算に合わせて数量を細かく調整できることです。
Q

セントラル短資FXも無期限で繰り返しますか?
A

連続予約注文は最大100回です。決済後に次の新規注文を出すか、新規成立後に次へ進むかなどの連続条件もあるため、設定内容を確認して利用します。

まとめ|通貨・数量・保有コスト・注文機能の順で選ぼう

会社選びは、①使う通貨ペア → ②予算に合う数量 → ③売買両方のスワップと取引コスト → ④注文・停止機能の順に進めると整理できます。少額から数量を調整したい人と、トラリピ固有の機能を使いたい人では、優先候補が変わります。

💡 今日からやること

✓ 使う通貨ペアと買い・売りの方向を1つ決める

✓ 全注文が成立した場合の数量と逆行時の資金を試算する

✓ 候補を2社に絞り、自動売買用の費用と停止方法を比べる

FXは元本・利益が保証される商品ではありません。自動売買でも損失やロスカットが発生し、相場急変時には預託金を上回る損失が生じる場合があります。