トラリピのおすすめ通貨ペアは?必要資金・値動き・スワップで比較

トラリピの通貨ペア選び

カエルさん

どの通貨ペアを選べばいい?
少ない資金でも検討できる?
スワップや値動きはどう比べる?
最初は豪ドル/NZドル・ユーロ/英ポンド・米ドル/円などから2〜3候補を比較して、売買方向・必要資金・スワップ負担を試算して選ぼう!

たけたけ

トラリピの通貨ペア選びは、①値動きの幅 ②買い・売りのスワップ ③必要証拠金と含み損の3つを一緒に見るのが基本です。人気だからといって、資金や売買方向に合うとは限りません。

まずは候補を比較する段階です。2〜3ペアを比べることは、2〜3ペアを同時運用することではありません。

📖 この記事でわかること

・ 初心者が最初に比べる候補通貨ペアと選び方

・ 6ペアの最低数量・値動き・円換算・保有費用の違い

・ 同じ数量でも評価損が異なる理由と計算例

・ 候補決定後の必要資金の試算・設定手順

トラリピの基本的な仕組みを先に知りたい方はこちら。

トラリピとは?放置して稼げる?初心者でもわかる解説 トラリピとは?仕組み・必要資金・リスクを初心者向けに解説

トラリピの通貨ペアは必要資金・値動き・スワップで選ぶ

トラリピ通貨ペアの選び方

最初は比較する候補を2〜3ペアに絞る

初心者なら、まず豪ドル/NZドル(AUD/NZD)・ユーロ/英ポンド(EUR/GBP)・米ドル/円(USD/JPY)の3つを比較してみましょう。前の2つはレンジの特徴を比べるため、米ドル/円は対円で計算が理解しやすい候補です。いずれも特定の売買方向や今のエントリーを推奨するものではありません。

比較したいこと最初の候補確認ポイント
レンジの上下動AUD/NZD、EUR/GBP長期間の高値・安値、レンジを外れた時期
円で損益を理解しやすいUSD/JPY円安・円高に動いたときの建玉増加と損失
北米通貨の組み合わせを見たいUSD/CAD米加の金利・資源価格・米ドル要因
新しい非対円ペアも見たいUSD/SGDシンガポールドル建ての損益・換算
北欧の値動きを検討したいNOK/SEK最小1万通貨で資金試算が変わる

通貨ペア名だけでなく買い・売りの方向も確認する

AUD/NZDの「買い」は豪ドルを買いNZドルを売ること、「売り」はその逆です。買いと売りで想定する為替の逆行方向が変わり、スワップの受取・支払額も別になります。

候補ごとに「買い・売り」の両欄を公式スワップカレンダーで確認し、実際に予定する方向で保有費用を試算してください。スワップは日々変動し、売買双方が支払いになる場合もあります。

人気ランキングだけで決めない

公式に公表された2025年の新規注文口座数ではAUD/NZDが上位ですが、人気は運用結果や安全性を保証しません。レンジの外で長期保有するケースを試算してから候補を残しましょう。

「過去に何回決済したか」だけでなく、いちばん逆行したときの含み損を先に出そう。

たけたけ

トラリピの候補通貨ペアを一覧で比較

トラリピの候補を比較

値動き・必要資金・保有費用の比較表

マネースクエアのトラリピFXは19通貨ペア(2026年11月1日に公式FAQで確認)を扱っています。ここでは指定の6候補を同じ基準で整理します。スワップの符号と額は取引日・買い売り・通常/せま得で変わるため、最新値が取得できなかったものを現在値として記載しません。

通貨ペア特徴・調べる値動き最小数量必要資金を左右する条件スワップ(買い/売り)円換算・注意点
AUD/NZD 豪ドル/NZドル相対的なレンジの上下・豪NZ政策金利差1,000通貨AUD数量・NZDレート・NZD/JPY買い・売りとも各方向の当日値を確認NZD建て損益→円へ換算。過去のレンジ回帰を保証しない
EUR/GBP ユーロ/英ポンド欧英経済・金利差・レンジ逸脱1,000通貨EUR数量・GBPレート・GBP/JPY買い・売りとも各方向の当日値を確認GBP建て損益→円へ換算。政策要因に注意
USD/CAD 米ドル/カナダドル米加金利・原油などによる変動1,000通貨USD数量・CADレート・CAD/JPY買い・売りとも各方向の当日値を確認CAD建て損益→円へ換算。USD要因が重なりやすい
USD/SGD 米ドル/シンガポールドル米ドル・SG金融政策の影響1,000通貨USD数量・SGDレート・SGD/JPY買い・売りとも各方向の当日値を確認SGD建て損益→円へ換算。2025年に追加
NOK/SEK Nクローネ/Sクローナ北欧金利差・資源・レンジ離脱10,000通貨他候補の10倍以上になりうる注文数量買い・売りとも各方向の当日値を確認SEK建て損益→円へ換算。最小1,000通貨での比較は不可
USD/JPY 米ドル/円米日金利・政策・円相場全体1,000通貨USD数量・円レート・上下変動幅買い・売りとも各方向の当日値を確認決済損益が円建て。値動きが急拡大し得る

公式スワップカレンダーはこちらです。ペア別の「買い」「売り」の実際の額と符号を記録し、複数日分が付与される日も区別して比較してください。

対円ペアと非対円ペアの違い

米ドル/円のような対円ペアは値幅×通貨数量で円の損益が出ます。AUD/NZDなら「NZドル建て損益×NZドル/円」、EUR/GBPなら「英ポンド建て損益×英ポンド/円」を使います。

同じ1,000通貨・同じ100pipsの逆行でも、損失円額は同じとは限りません。 実際の必要資金は、注文数量だけでなく換算レートや含み損の積み上がりでも変わります。

同じ通貨を含むペアを組み合わせる場合の注意点

USD/CAD・USD/SGD・USD/JPYを同じ「米ドル買い」で保有すると、米ドル安の局面で同時に含み損が増える可能性があります。通貨ペア数を増やすだけでリスク分散したことにはなりません。

主要な候補通貨ペアの特徴と選ぶときの確認点

通貨ペアごとの確認点

豪ドル/NZドル

AUD/NZDは豪州とNZの相対的な金利・景気の違いを比較する候補です。過去に上下動を繰り返した時期がある一方、両国の政策差が広がると一方向に動くこともあります。

買いならNZドル安・豪ドル高で有利、売りなら逆です。現在レートが過去のレンジのどの位置か、買い・売りそれぞれのスワップ、NZD/JPYの換算レートを確認してから試算しましょう。

豪ドル/NZドル無料シミュレーター 豪ドル/NZドルのトラリピ無料シミュレーター|必要資金の見方

ユーロ/英ポンド

EUR/GBPはユーロ圏と英国の金融政策の差を捉える候補です。過去には比較的狭い範囲での上下動が見られましたが、金利差や政策変更でレンジが移る可能性があります。

売りの場合はEUR安・GBP高、買いはその逆が有利になります。利益はGBP建てなので、GBP/JPYも含めて評価損とスワップ負担を確認しましょう。

米ドル/カナダドル

USD/CADは米国とカナダの景気・政策金利に加え、カナダの資源関連要因を見比べる候補です。過去の一定レンジを前提にせず、上限・下限を広げて試算してください。

買い・売りの各方向のスワップとCAD/JPYでの円換算を確認します。USDを含むほかのペアと同時に持つ場合は米ドル方向の重複も評価してください。

米ドル/シンガポールドル

USD/SGDは2025年に取扱いが始まったペアで、米ドル要因とシンガポールの金融政策を比較する候補です。過去のチャートを確認し、想定レンジ外の逆行まで広く試算しましょう。

SGD建ての損益をSGD/JPYで円換算し、買いと売りのスワップを別々に確認します。公式の過去の戦略をそのまま現在の推奨設定とは扱いません。

ノルウェークローネ/スウェーデンクローナ

NOK/SEKは北欧の金利差・資源・景気による相対的な値動きを比べる候補です。2025年の公式集計ではレンジの小ささと上下動の多さが比較的目立ちましたが、将来も続くとは限りません。

最小注文数量は1万通貨。ほかの候補の1,000通貨と同じ本数で比較しても数量がそろいません。SEK/JPYへの円換算とロスカット余力を含む試算を先に行ってください。

米ドル/円

USD/JPYはニュースを追いやすく損益も円で理解しやすい候補です。ただし、金融政策や為替介入への警戒などで急激に動く局面があります。

買いで円高が進むと含み損が増え、売りなら円安で逆行します。スワップの受取方向だけで判断せず、複数の建玉が同時に損失を抱える場合を計算しましょう。

必要資金を同じ条件で比べる方法

トラリピの必要資金を比較

比較するレンジ・数量・本数をそろえる

比較の出発点は、売買方向、通貨数量、本数、評価する逆行幅をできる限りそろえることです。比較表の金額は説明用の仮定であり、実際の相場や推奨レンジではありません。

比較条件USD/JPY(買い)AUD/NZD(買い)
新規注文価格150.00円1.1000 NZD
注文数量・本数1,000通貨×1本1,000通貨×1本
評価価格142.50円(5%逆行)1.0450 NZD(5%逆行)
円換算の仮定不要NZD/JPY=90.00円で固定
証拠金率4%と仮定4%と仮定
費用スプレッド・スワップを除外スプレッド・スワップを除外

レンジ端とレンジ外の評価損を比べる

計算(説明用)USD/JPYAUD/NZD
為替差損(142.50−150.00)×1,000=−7,500円(1.0450−1.1000)×1,000=−55 NZD → −4,950円
評価価格での証拠金の概算142.50×1,000×4%=5,700円1.0450×1,000×90×4%=3,762円
評価損+概算証拠金13,200円8,712円
この数字が意味するもの説明条件での下落と証拠金の単純合算円換算を固定した一例。安全性順位ではない

2例は「5%逆行・1,000通貨・1本」をそろえていますが、元本の円換算価値、日々の換算レート、値動きの分布などが異なります。両社のロスカット水準や取引可否を判定する額ではありません。既存建玉があれば口座全体で再試算します。

非対円ペアは円換算レートも確認する

AUD/NZDでは決済損益はNZドルで発生します。例では1NZドル=90円で固定しましたが、実際はNZD/JPYも動くので円換算の評価損も変わります。EUR/GBPはGBP/JPY、USD/CADはCAD/JPY、USD/SGDはSGD/JPY、NOK/SEKはSEK/JPYを確認してください。

NOK/SEKは最低1万通貨のため、上記の1,000通貨の例をそのまま注文に使うことはできません。公式の運用試算表へ実際の数量を入力します。

トラリピのリスク試算を説明する表紙イラスト トラリピ運用試算表の使い方|必要資金とロスカットの見方

スプレッドとマイナススワップも含めて選ぶ

通貨ペアの保有費用

スプレッドを取引数量に応じた金額へ直す

スプレッドは買値(ASK)と売値(BID)の差で、トラリピFXでは固定されず変動します。取引手数料が無料でもスプレッドは実質コストです。

仮定したスプレッド1,000通貨の損益通貨額円換算例
AUD/NZDで0.0005 NZD0.0005×1,000=0.5 NZDNZD/JPY=90円なら45円相当
USD/JPYで0.05円0.05円×1,000=50円50円相当

上記の値幅は実測値ではなく換算式の説明用です。実際の約定後の損益にスプレッドの影響が織り込まれている場合、同じスプレッドをもう一度差し引かないでください。

保有日数でスワップ負担が変わる

スワップは日をまたいでポジションを保有する場合に発生する金利差相当額で、買い・売りで額と符号が異なります。最新の金額は公式カレンダーで確認して、次の式で保有負担を計算します。

仮定計算結果
1,000通貨の買いで1回あたり−25円を支払うと仮定−25円×付与30回−750円
同じ数量で1回あたり+15円を受け取ると仮定+15円×付与30回+450円

これは固定スワップ・付与30回の仮定で、現在値や将来受取額ではありません。実際は営業日・祝日・保有方向・スワップ変更を反映してください。為替差損益・スワップ・スプレッドを分けて総損益で判断します。

利益値幅とせま得の適用条件を確認する

「せま得」はスプレッドの割引ではなく、条件を満たすトラリピ建玉のスワップを優遇する仕組みです。主要15通貨ペアでは利益値幅50pips以内、TRY/JPY・MXN/JPY・ZAR/JPYでは5pips以内が条件です。

ただし、決済トレールを設定している場合、注文取消後に残した建玉などは対象外です。原則、建玉成立から180日間の適用です。利益値幅だけを無理に狭めるのではなく、リピートの決済頻度と費用も一緒に確認しましょう。

MEMO

利益値幅を狭くすると、1回の決済利益も小さくなります。「せま得」だけを目的に無理に値幅を変更せず、注文条件・通常スワップ・保有期間とセットで検討してください。

予算と運用目的から候補を絞る手順

予算から通貨ペアを絞る

少額予算ではペア数より先に総建玉を確認する

最初に運用資金の上限を決め、通貨ペアごとに「最小数量×本数」で保有しうる通貨数量を計算します。例えば1,000通貨を10本なら最大1万通貨、NOK/SEKの1万通貨を10本なら最大10万通貨で、注文可能な数量が大きく異なります。

10万円を予算にする場合も、10万円で始められるかは通貨ペア・本数・レンジ・保有建玉によって変わります。まずは数量を減らす、レンジを見直す、本数を減らす、といった順で再試算しましょう。

10万円からトラリピを検討するための試算 トラリピを10万円で始められる?最小数量と必要資金の試算

複数ペアでは同時に逆行した場合を試算する

候補を複数同時運用する前に、すべてのペアが同時に不利な方向へ動いた場合の含み損と必要証拠金を合計します。ドルを含む複数ペアや、似た景気要因のペアは、別名でも同時に逆行し得ます。

トラリピのデメリットと失敗を防ぐ5つの確認 トラリピのデメリット5つ|大損を防ぐ設定・資金管理のポイント

候補を決めたら設定と必要資金を照合する

☑ 候補を1つに絞る5ステップ

  • ✓運用資金の上限を決める
  • ✓AUD/NZD・EUR/GBP・USD/JPY等から候補を2〜3個に絞る
  • ✓買い/売り、レンジ、数量、本数と当日のスワップを記録する
  • ✓レンジ端とレンジ外の評価損・必要証拠金を試算する
  • ✓予算を超える場合は注文本数・数量・レンジから見直す

注文画面での入力手順は以下の設定記事にまとめています。

トラリピの設定方法:通貨ペア・レンジ・本数を決める トラリピの設定方法|通貨ペア・レンジ・本数を決めて初回注文する手順

まずは候補の比較と試算だけでOK!2〜3ペアの同時運用を急ぐ必要はないよ。

たけたけ

トラリピの通貨ペア選びでよくある質問

トラリピ通貨ペアの疑問
Q初心者はどの通貨ペアから比較すればよいですか?
AAUD/NZD・EUR/GBP・USD/JPYの3候補から比べると、非対円レンジ系と対円の違いを理解しやすいです。まず売買方向と想定レンジを仮決めし、必要資金を計算して1つに絞りましょう。
Q豪ドル/NZドルを選べば安心ですか?
A安心とは言い切れません。過去にレンジ相場だった時期があっても、逆行時にレンジを抜ける可能性があります。上下限を広げた損失試算と、NZD/JPYでの円換算を確認しましょう。
Q最初から複数の通貨ペアを運用した方がよいですか?
A最初から複数運用する必要はありません。候補2〜3ペアを比較し、まず1ペアの数量・本数・想定損失を試算してください。複数運用する際は同時逆行も計算します。
Q10万円ならどの通貨ペアを選べばよいですか?
Aまず1,000通貨から設定できるペアを候補にし、必要資金を試算しましょう。 AUD/NZD・EUR/GBP・USD/JPYなどから選び、注文本数と逆行幅を入力します。NOK/SEKは最低1万通貨なので比較条件が異なります。
Qスワップを受け取れる方向だけで運用すればよいですか?
Aスワップがプラスという理由だけで売買方向を決めるのはおすすめしません。 為替の逆行による損失が受取スワップを上回る場合があります。売買方向、レンジ位置、付与額を組み合わせて判断します。
Q過去の値動きが狭いペアほど必要資金は少なくなりますか?
A必ずしも少なくなりません。 最小取引単位、注文数量、本数、証拠金率、円換算レートで資金が変わります。過去のレンジ幅だけでなく、レンジ外の逆行価格も入力してください。

まとめ|候補を絞って必要資金と逆行時の損失を確認しよう

通貨ペア選びの最終確認

最初はAUD/NZD・EUR/GBP・USD/JPYを軸に候補を比較し、北米や北欧に関心があればUSD/CAD・USD/SGD・NOK/SEKも候補に加えましょう。最終判断は、最低数量、買い/売りのスワップ、レンジ外まで逆行した場合の資金で行います。

💡 今日からやること

 気になる通貨ペアを2〜3候補に絞る

 売買方向・数量・本数・スワップなどの保有費用を比較する

 必要資金と評価損を試算し、設定方法の記事へ進む

必要資金の試算方法はこちら。

トラリピのリスク試算を説明する表紙イラスト トラリピ運用試算表の使い方|必要資金とロスカットの見方

まだ口座がない人は、必要書類・本人確認・初回入金の流れをこちらで確認できます。

マネースクエアの口座開設:必要書類・本人確認・初回入金 マネースクエアの口座開設方法|トラリピの必要書類・本人確認・初回入金まで

トラリピと松井証券FXのサービス自体を比べたい人はこちら。

トラリピと松井証券FXを比較 トラリピと松井証券FX自動売買を比較|必要資金・コスト・設定機能の違い