カエルさん
たけたけ
最初は取引先の登録状況を確認し、デモ口座でEAの注文と停止方法を試してください。少額で始めても、注文を重ねれば含み損と必要証拠金は増えます。利益や安全性は口座の小ささでは決まりません。
- MT4のEAとトラリピの違い
- 取引先・資金・コストの確認順
- デモ口座での設定と稼働後の点検
MT4のEAで反復注文する仕組み

MT4は取引画面、EAは設定に従って売買するプログラムです。たとえば仮に買い注文を150.00円、149.50円、149.00円に分けると、相場が下がったときに複数の注文が成立し得ます。戻れば利益を確定する設計もできますが、148.00円へ下がり続ければ保有した注文の含み損が同時に膨らみます。
「トラリピ型」は注文を繰り返す発想が似ているという意味です。EAごとに利確、再発注、損切り、最大保有数の動きが異なり、マネースクエアが提供するトラリピの注文機能と同一ではありません。設定値をコピーする前に、そのEAの仕様を読みます。
利益幅だけを見ず、想定する下落幅で何本の注文が約定し、含み損と証拠金がどう増えるかを確認します。口座のレバレッジを高く設定しても、値動きによる損失が小さくなるわけではありません。
取引先・資金・コストを先に確認する

日本居住者が使う取引先は、口座開設の前に金融庁の登録事業者一覧で確認します。金融庁は、日本居住者向けにFX取引を業として提供するには日本での登録が必要と説明しています。海外のライセンスだけでは代わりになりません。金融庁の海外FXに関する説明と登録事業者一覧を先に見ます。
旧稿で紹介していたExnessについては、金融庁の無登録業者の警告一覧に、Nymstar Limited(サービス名Exness)が2023年4月の警告対象として掲載されています。旧稿の「迷ったらこの口座」「低リスク」という勧め方は取り下げます。現在の契約主体や日本向け提供状況を確認できないまま、新規申込の手順には進みません。
取引先を確認したら、次に最大注文数・注文間隔・想定する値下がり・維持したい資金余力を決めます。スプレッド、売買手数料、保有中のスワップ、EAやVPSの費用も合計してください。これらの条件は通貨ペアや口座によって変わるため、旧稿の「スワップがかからない」「ロスカット水準が0%」を一律の現行条件としては使いません。
デモ口座でMT4のEAを試す3ステップ

1. 利用可能な取引先とデモ環境を選ぶ
登録状況と取引条件を確認した取引先で、デモ口座を用意します。デモの残高や通貨ペアを、実際に検討している条件に近づけてください。デモの結果は実際の約定やスプレッド変動を保証しません。
2. 対応するMT4を導入し、ログインする
その取引先が提供するデスクトップ版MT4を入れ、発行されたデモ口座のログイン情報とサーバーを設定します。MT4公式ヘルプでは、EAは取引プログラムとして説明されています。MT4とMT5のEAファイルはそのまま共用できないため、対応版を選びます。

3. EAの設定を確認してデモで動かす
EAファイルの出所と利用条件を確認し、MT4のデータフォルダ内の「MQL4」→「Experts」に配置します。ナビゲーターを更新してEAをチャートに追加し、通貨ペア、注文間隔、注文量、最大注文数、利確と停止条件を設定します。MT4全体とEA側の自動売買許可を確認してからデモで動かします。MT4のEA設定ヘルプに、自動売買の許可設定が示されています。
旧記事の手順図も残しておきますが、口座選びは上の登録確認を先に行います。

2021年の手順図
EAファイルの配置と動作確認を画面単位で追う場合は、次の記事を使えます。
MT4にEAを設定して動かす方法|ファイル配置から動作確認まで
稼働後は注文・資金余力・ログを点検する

EAを動かしたら、最初の注文が想定した通貨ペア・数量・価格で入ったか確認します。さらに未決済ポジション数、含み損、証拠金維持率、スプレッド、MT4の「エキスパート」「操作履歴」に出るエラーを見ます。注文を止める前に、既存のポジションと予約注文が残るかを確認してください。EAの停止だけで既存注文が消えるとは限りません。
パソコンを閉じて運用する場合は、EAを稼働させる環境が必要です。VPSを使う手順と費用・稼働確認は次の記事にまとめています。
MT4自動売買をVPSで動かす方法|導入手順・費用・稼働確認
デモで注文・停止・再起動後の動きを確認できるまで、実資金での常時稼働に進まないでください。想定外の注文が出た場合はEAを停止し、保有中の注文と予約注文を別々に確認します。
よくある質問

まとめ|登録と資金を確認してデモから始める

最初の行動は、取引先の登録状況を確かめ、デモで注文・停止・資金余力を確認することです。MT4のEAは反復注文を自動化できますが、収益を保証せず、マネースクエアのトラリピとも別の仕組みです。実資金で注文する前に最大注文数と想定損失を確認しましょう。
- 取引先の登録状況を確認する
- EAの仕様と最大注文数・費用をメモする
- デモで発注、停止、注文が残る場合の処理を試す

