

5つの注文グループと30万円の注文例を分けて示します。過去の注文をそのままコピーする前に、注文全体の数量と逆行時の余力を計算してください。
・ 2024年9月の設定一覧
・ 豪ドル/NZドルの売り設定と注文上限
・ 30万円の例を今の発注判断に使う際の確認点
2024年9月の設定一覧|5つの注文グループ

2024年の「設定照会」には、豪ドル/NZドルの売りが2件、トルコリラ/円の買いが2件、ランド/円の買いが1件、合計5件の注文グループが表示されています。表示は2024年当時の状態です。

一覧の豪ドル/NZドルの1件は、確定損益292,160.35円に対し、保有建玉の評価損益が-142,512.9円と表示されています。確定利益だけを見れば運用全体を読み違えます。確定損益・建玉の評価損益・スワップを同じ画面で確認するのが、この設定で確認したい点です。
トルコリラ/円とランド/円を買っていた理由は、当時のスワップ受取りも含めた運用でした。スワップ額と為替差損は日々変わるため、この組み合わせを現在の収益設定として使うことはできません。
豪ドル/NZドルの売り設定|レンジと数量を読む

当時の入力画面では、豪ドル/NZドルを売り、注文レンジを1.07000~1.10999、1注文の数量を1万通貨、注文値幅と益出し幅をそれぞれ10pipsにしていました。画面の「1注文あたりの想定利益額867円」は当時の換算表示で、今の利益額を保証する数字ではありません。

売りの建玉は相場が上がると評価損が増えます。過去に一定のレンジで推移したことは、将来その範囲に収まる根拠にはなりません。当時の月足チャートとスワップ表も、設定時の資料として残します。
現在のスワップは松井証券のスワップポイント一覧で売り・買いの両方を確認します。受取りが見込めても、為替差損がそれを上回ることがあります。
注文は1グループ100件まで|広いレンジは分けて考える

原本では、1.07000~1.50000の売りレンジを10pips刻みで入力すると、発注予定429件で上限を超えるという警告が出ています。松井証券の現行の説明でも、1注文グループの注文件数は100件までです。

レンジを狭める、値幅を広げる、複数の注文グループに分ける方法があります。ただし、分割しても合計の注文数量と必要資金が減るわけではありません。注文確認画面に表示される本数と、全グループが約定した場合の建玉をまとめて試算します。
30万円の注文例|そのまま発注してよい?

そのまま発注するのは避けてください。次の画面は2024年に示した説明用の例で、30万円の資金があれば現在も安全に運用できるという意味ではありません。

入力値は豪ドル/NZドルの売り、レンジ1.07000~1.11000、1注文0.1万通貨(1,000通貨)、注文値幅と益出し幅各10pipsです。1.0700、1.0710、…、1.1100の価格に置くと41本を想定します。すべて約定すれば合計4万1,000通貨の売り建玉になり得ます。実際の注文本数は注文確認画面で照合します。
「1注文1,000通貨」だけを見ず、最大建玉4万1,000通貨とレンジ上抜け時の損失を先に試算します。必要資金は証拠金だけでなく、評価損とスワップ支払いに備える余力を含めて考えます。松井証券の必要資金の説明
いま設定するなら注文前に何を確認する?

まず通貨ペアと売買方向を決め、レンジ・値幅・数量から注文本数を出し、逆行時の余力を確認します。2024年の画面の数値をコピーせず、自分が許容できる損失から数量を決めます。
発注ボタンの前に、全グループの最大建玉と資金余力をもう一度確認してください。画面の進み方はFXアプリの公式手順とPCの公式手順に沿います。
よくある質問

まとめ|原本の設定値より最大建玉を先に見る

2024年の実運用画面には5つの注文グループがあり、豪ドル/NZドルの売り設定には評価損が出ている行もあります。30万円の例は説明用の入力値で、今の資金で同じ注文を出せる、または同じ損益になるという意味ではありません。
原本の売買方向・レンジ・数量を確認する
自分の候補では最大注文本数と建玉数量を計算する
評価損を含む必要資金を試算し、注文確認画面で照合する
設定値の決め方は次の記事で順番に説明しています。
松井証券FX自動売買の設定例|通貨ペア・値幅・必要資金の決め方
2023~2024年の確定損益と未決済損益の読み方はこちらです。
トラリピ研究所 


